プロ教育の労力

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プロ教育の労力・手間を伝えたい

 一般的にプロが生徒の前に立って指導する塾において月謝というものがかかります。一つ価格として考えた時にチェーン店において中学生が1ヶ月で2万円前後、小学生が1ヶ月で1万円前後というのが目安になります。
 ここに「高い、安い」などの論点が入ってくるわけですが、一般的に買い物は、消費者が「得」をるすから成り立つわけです。例えば鯛(たい)を食べたいとします。スーパーに行って数千円払えば1時間以内に鯛を食べることが出来ます。しかし、自分の力で鯛を食べたければ高速道路に乗り、北陸道に行き、えさを買って、釣具を買って、船を出して、そう丸一日かかって数万円かけて 一匹食べられるかどうかになります。
 次に教育に目を向けてみましょう。お母さんが一日のパートを終えて、お子さんが小学生なら塾の指導時間と同じ1時間30分を週2日ペースで1ヶ月、お子さんが中学生なら同じく塾の指導時間と同じ3時間を週2日ペースで1ヶ月、プリントも教材も探して指導したとしましょう。
 例としてお母さんのパートの時給を800円と設定してそのままお子さんへの勉強を指導する労力として計算してみると・・・

  例) 小学生 @800円×1.5h×週2日×4週= 9,600円
  例) 中学生 @800円× 3h×週2日×4週=19,200円

そうです。一般的な学習塾の費用とピッタリ一致してきます。

  しかしここで問題が生じるわけです。

①プロと同じレベルの指導ができないこと
②疲れて帰宅したお母さんが毎回できるわけではないこと
③親子ゆえ、けんかや甘え、感情的なもめ事で一定のリズムでできないこと
④頑張って指導できたとしても家庭の事やパートの仕事がおろそかになること
⑤家事、仕事、お子さんの指導で本当に疲れ果ててしまうこと

・・・上記のように書き出したらキリがありません。
 また、上記以外にも良い教材を選ぶとか毎日自習室やワーク室が使える事とか毎日質問を答え続けてあげられる事、良いライバルと出会えたり学校以外の友人ができ勉強に励みができる事など、私塾教育ができることには限りがありません。
 
 このたび2016年春より、横井学院では「よりよい教育の徹底」を目指して1年に1回、1月にのみチラシ広告を入れることとなりました。
 プロ教師がプリント一枚作るのにもモノによっては1時間以上もかかる地味な作業です。また、自習室に毎日優秀な質問対応スタッフを用意していくこともかなりの労力・コストがかかることです。
 みなさん外食される際にはコストを考えることができるわけですが、プロ教育にかかる大変な労力・手間・コスト・運営の途切れることのない継続性をもっと高く評価してもらいたいと思います。大切なお子さんに「よい教育を受けさせてあげたい」という熱い想いに今後も応え続けてまいります。